初めてのC言語!!

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  • エスケープシーケンス
の1点です。まだまだ導入編ですね。それでは見てみましょう。

エスケープシーケンス

 前回の予告どおりエスケープシーケンスについて学習しましょう。前回は改行が出 力されなかったため、2つのprintfの命令で表示した文字列がくっついてしまいまし たね。うーん。それでは無理やり改行してみて

printf("改行できるかな?
");

ではどうでしょう。だめですね。コンパイルすら通りません。そうです。改行や、タ ブのほかシングルクォーテーション「'」、ダブルクォーテーション「"」などを出力 する場合はエスケープシーケンスと呼ばれる特殊な表現を用いなければなりません。

下記にまとめてみましたので参照してみてください。改行は「\n」ですね。それでは 改行を含む文字列を表示してみましょう。

#include
int main(){
	printf("改行されているかな\n");
	printf("改行されていれば↑の下にこの文が来るはず。");
	return 0;
}
どうでしょう。コンパイルが通ったら実行してみてください。
改行されているかな
改行されていれば↑の下にこの文が来るはず。

おお!ちゃんと改行されていますね。もちろん、printf文を2つに分けずに1つの printf文で、表示したい文の途中にエスケープシーケンスを持ってきても改行は有効 に表示されますよ。

printf("改行されているかな\n改行されていれば↑の下にこの文が来るはず。");
改行されているかな
改行されていれば↑の下にこの文が来るはず。

はい。確かに正しく表示されていますね、これで、標準出力に文字を表示させること が出来るようになりました。

でも、こんなところに文字を表示させてもちっとも面白くないっ!何のために表示さ せるの?という声も聞こえてきそうです。そうですね。確かに僕も初めてC言語を学 習したときには(C言語はどんなことでも出来る!という入門書の煽りもあって)「う は。なに?このしょぼいの。」と思ったりもしました。

ですが、いきなりグラフィカルなアプリケーションを(僕はいきなりゲームを作りたかった!(笑)(いや、ちっとも 笑えない))作れるわけもありませんので、基本的なことから少しずつ進めていきま しょう。C言語を学習中の方が文字をコンソール出力する用途は、主に「プログラム が正しく動いているか確認するため」と考えてください。

※ところで、いきなりゲームを作りたいのであればmacromedia社のflashはお勧めで す。あれは初心者でもいきなり楽しめますよね。

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